著作権

著作権法は、著作物ならびに実演、レコード、放送及び有線放送に関し、著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、文化の発展に寄与することを目的としています。
著作物とは、思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいいます。

著作権は、著作物の創作と同時に発生し、原則として、著作者の死後50年を経過するまでその権利が存続します。
したがって特許などのような、出願、審査、登録は必要ではありません。
しかし争いを未然に防いだり、著作者の権利を守ったり、ライセンス契約や権利の譲渡等をするなどの便宜上、創作年月日の登録や、第一発行年月日の登録、実名の登録、権利についての登録をすることができます。
著作権登録の管轄は、文部省の外郭である文化庁の管轄となっています。
また、コンピュータのプログラムの登録は、委託を受けて、ソフトウェア情報センター(SOFTIC)が窓口となっています。
プログラム、データベース、デジタルコンテンツなども保護の対象になります。
一方、特許や実用新案とは異なり、アイディアが保護されるわけではなく、表現が保護されるものです。

Q&A -2012年02月05日

Q.イラストを描いたのですが、著作権を取得してもらえますか?

A.著作権は、創作をした時点で同時に創作した者に著作権が生じます。
登録などの手続きをすることによって権利が得られるものではありません。
権利者の登録や移転、第一発行年月日などの登録という制度はありますが、創作したことを証明できるものを保管しておくことが大切です。

Q.著作物は他の権利にはできないのですか?

A.たとえば、絵画やキャラクターなどのデザインを、具体的に量産できる工業製品や、手工業製品、あるいは手作りであっても同じものが量産可能なものであれば、その物品についての意匠登録を受けられる場合があります。
また、キャラクターなどが商品やサービスブランドを示す識別標識として機能するようなものであれば、ロゴマークなどと同じように、商標登録ができる場合があります。
コンピュータプログラムの表現は著作権で保護されますが、機能的・技術的な面から、特許が取得できる場合があります。

商標登録と著作権 -2008年01月20日

商標登録は、ネーミングやロゴマーク、キャラクターなどを登録するものです。
基本的には、平面状(二次元)の登録ですが、立体商標(立体的な形状)の登録も認められます。
商標登録は、事業者の業務上の信用を保護するためのもので、商品名、サービス名、ブランド名、あるいはこれらを平面的または立体的に表示する識別標識(ネーミングやマーク、立体的看板などの表示)を保護するものです。

事業者のブランドを表示するための、デザインされたマークや、シンボル的なキャラクターの図形などは、商品やサービスの出所を示すシンボルとして、商標登録の対象となるものです。

これに対し、著作権は、文化的な所産を保護するため、独創的な著作物を保護するもので、著作物には、文章(文芸や学術)、絵画や彫刻などの美術、音楽などが含まれます。

マークやキャラクターの絵柄、あるいは書などは、美術として、著作権で保護されることが一般的です。
独創的な文章には著作権がありますが、単なるネーミングや商品名などには、独創的なものであっても著作権はないと考えられています。

また、商標登録は、所定の手続をして登録されることにより、独占権が発生しますが、著作権は創作と同時に自動的に権利が生じる一方で、模倣に対してはこれを排除できますが、たまたま偶然に似たような表現が出てきても模倣でなければ排除することができません。

マークやキャラクターの絵柄などは、商標登録を必ずしもする必要はありませんが、商品やサービスの標識、出所表示、ブランドのシンボルなどとして使用する場合には、商標登録をしておくと、絶対的な権利である独占権が生じます。たまたま似ているだけであっても、模倣かどうかにかかわらず、類似していれば商標権の権利範囲に含まれるものです。

また、著作権の侵害問題の場合には、著作者が誰か、いつ創作されたものかなど、争いになり、これを立証することが困難なことも少なくありません。
商標登録は公に登録される国家の制度であるため、こうした証明も容易であり、著作権による保護以外に商標登録による保護が必要かどうか、見きわめが必要だといえるでしょう。

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