金原商標登録事務所 > 商標登録 > キャラクターの商標

ブランド -2006年08月22日

商標には、商品の名称などをあらわす商品商標と、平成3年から認められた役務商標(サービスマーク)があります。企業の名称(商号)なども、商品または役務について使用する限り、商標として保護されます。
例えば、Tシャツやセーター、スーツなどの「被服」などは「商品」です。
また「服飾のデザイン」、「服の仕立て直し」、「型紙(パターン)の製作」などは役務(サービス)といえます。

商標法で保護される「商標」とは、「文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合(標章)であって、業として商品を生産したり、役務を提供したりするものが、その商品又は役務について使用するもの」です。
つまり「CHANNEL」、「良品計画」のように文字だけであってもよく、「ラコステのワニの図形」や「ルイ・ヴィトンのLとVのマーク」であってもよく、また文字と図形との組合せであってもよいのです。
また、会社名であっても、その内の一つのブランド名であっても商標として使用するものであればよいのです。

キャラクター -2006年01月19日

キャラクターは、動物や人物、架空の生物などをデザインした絵(二次元の平面の図形)や、その立体的形状(3次元の立体的デザイン)のことをいいます。

キャラクターは、創作したオリジナルなものであれば、創作した時点で著作権が自動的に発生します。
著作権法第2条には、
「この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
  一 著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。 」
との規定があります。キャラクターはこれらに該当すると考えられるからです。
つまりキャラクターはもともと、著作権により保護されるものです。

一方で、キャラクターが、著作物であると同時に、商品のブランドを示すものとして使用されたり、サービスの識別標識として使用されるなど、商品やサービスの出所表示として機能する場合には、そのキャラクターを商標登録することも可能です。

商標法では、「文字、図形、記号若しくは立体的形状又はこれらの結合」を「標章」と規定していますが、
「標章とは一項の定義の通り文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合であり、業務を行うものが標章を商品又は役務について使用をすると商標となるのである。すなわち、標章は商標を含む広い概念であり、逆にいえば商標は標章の中で一定の者が商品又は役務について使用をするという特殊な要件が加わったものなのである。」(「工業所有権法逐条解説[第18版]」発明協会)とあるように、あくまでも商品やサービスの出所表示として機能する場合には、商標登録をすることもできるということになります。

当事務所では、キャラクターの保護についてご相談を受けることがよくあります。
その場合には、そのキャラクターがどのように使用されるのか、著作権の保護で足りるのか、商品化されるのか、商品化される場合には出所表示・識別標識といえるような使い方がされるのか、商標登録の費用対効果、といった観点を総合的に検討し、対応をするようにしています。

また、キャラクターがもともと著作権で保護されるものとはいえ、著作権は登録をして権利が生じるといった性格のものではないために、下記の点には注意する必要があります。

著作権侵害が生じたとき、これに対応するためには、著作権の所在や創作年月日などを証明する必要が生じることがありますが、商標登録された場合にはこれらの立証が容易になるという利点があります。
また、著作権は、模倣ではなく、たまたま似てしまった他の著作物に対しては権利行使が制限されます。つまりたまたま似ているだけでは、著作権侵害にはならないこともあるのです。

これに対し、商標権は、類似するものに対しては、意図的に模倣したか、あるいはたまたま類似しているかには関係なく、権利行使が可能となりますので、侵害に対する措置をとる際に、有効なものとなることが多いものです。

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