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商標登録出願・ネーミング・ロゴデザイン・ブランド管理のためのチェックリスト -2004年12月13日

1 商標登録したい商標の検討
□商標登録したい商標は文字商標にするか
□商標登録したい商標は図形商標にするか
□文字や図形との組合せ商標にするか
□商標登録したい商標は、どのような商品について使用をする商標か
□商標登録したい商標は、どのようなサービスについて使用をする商標か
□商品名またはサービス名についての商標か
□会社名または団体名などの商標か
□親ブランドの中のサブブランドの商標か
□そのネーミングは商品名、企業名などのブランドイメージに合っているか
□そのネーミングは海外でも使用をするものか
□そのネーミングは海外の現地語で読んでもブランドイメージを損なわないものか
□すぐには使用をしない商標、例えばブランド名の候補か
□すぐには使用をしなくても、使用する可能性のある商品・サービスがあるかどうか
□商標登録したい商標は、ドメイン名としても使用をするものか
□ドメイン名を取得したか
□ドメイン名を海外において取得したか
□ドメイン名は既に他者に取得されていないか
□ドメイン名を不正に取得されてはいないか
□商号登記を他社に取得されていないか

2 商標登録したい商標の調査
□商標登録したい商標について、国内の他社の出願・登録調査を実行したか
□世界レベルで先願調査を行ったか
□他社の出願の調査をして類似がないか
□商標登録したい商標と、文字は類似していなくても、音声(称呼)上類似していないか
□商標登録したい商標と、文字は類似していなくても、意味(観念)上類似していないか
□商標登録したい商標と、文字は類似していなくても、商標の構成や図形が類似していないか
□類似するか否かの判断を専門家に調査してもらったか
□商標調査の検索キーワードは適切か
□同一・類似概念のキーワードも掛け合わせて、漏れのない調査・検索をしてみたか

3 商標登録要件・一般的要件
□商標登録したい商標は、商品またはサービスの単なる普通名称ではないか
□例えば、「時計」について「時計」、「靴の修理」について「靴修理」などのような普通名称ではないか
□普通名称を普通に表示しただけのものか、それとも特別にデザイン処理などを施したものか
□普通名称を含んでいても、他の言葉などと組合せたものか
□普通名称を、単にカナなローマ字にしただけのものではないか
□普通名称であっても、商標出願をしようとする指定商品・指定役務に関しての普通名称とはいえないのではないか

□商標登録したい商標は、普通名称ではなくても、商品またはサービスについて慣用的に用いられる名称ではないか
□例えば、「清酒」について「正宗」、「宿泊施設の提供」について「観光ホテル」のような慣用商標ではないか

□商標登録したい商標は、指定商品についての、産地、販売地、品質、原材料、効能、用途、数量、形状、包装の形状、価格、生産・使用の方法、生産・使用の時期(品質表示等)を表示するだけの商標ではないか
□例えば、「洋服」について「東京銀座」、「自動車」について「デラックス」、「ブラウス」について「シルク」、「薬剤」について「万能」、「靴」について「登山」、「ワイン」について「通常のビンの形状を表わした図形」、「コーヒー」について「炭焼き」のような品質表示等ではないか
□商標登録したい商標は、指定役務についての、提供の場所、質、提供の用に供する物、効能、用途、数量、態様、価格、提供の方法、提供の時期(品質表示等)を表示するだけの商標ではないのか
□例えば、「飲食物の提供」について「高級料理」、「預金の受入れ」について「自動預金機」、「衣服の貸与」について「婚礼用」、「飲食物の提供」について「セルフサービス」のような品質表示等ではないか
□品質表示等を普通に表示しただけのものか、それとも特別にデザイン処理などを施したものか
□品質表示等を含んでいても、他の言葉などと組合せたものか
□品質表示等に見えても、商標出願をしようとする指定商品・指定役務に関しての品質表示等とはいえないのではないか

□商標登録したい商標は、ありふれた氏、ありふれた名称を普通に用いられる方法で表示しただけの商標ではないか
□例えば「鈴木」、「YAMADA」のような商標ではないか
□商標登録したい商標は、きわめて簡単な商標、きわめてありふれた商標のみから構成される商標ではないか
□例えば、「一本の直線」、「円輪郭」、「球」、「円柱」のような商標ではないか
□商標登録したい商標は、需要者が、商品または役務(サービス)の出所表示を識別できないような商標ではないか
□例えば、地模様のみからなる商標や、「大切なお金で上手なお買物」のようなキャッチフレーズではないか
□あるいは、「茶、コーヒー、ココア、清涼飲料又は果実飲料を主とする飲食物の提供」について「愛」、「純」、「ゆき」、「蘭」、「オリーブ」、「フレンド」のような商標ではないか

□商標登録したい商標が上記各項に該当する商標であっても、これまで使用をしてきた結果、需要者が、商品または役務(サービス)の出所表示を識別できるような商標になってはいないか
□商標が使用によって識別力を有するに至ったことについては、実際に使用した商標及び商品・役務や使用した期間、地域、生産量、広告回数等を証明する証拠書類を提出することができるか

4 商標登録要件・具体的要件
□商標登録したい商標は、わが国の国旗、菊花紋章、勲章、褒章と同一または類似の商標ではないか
□商標登録したい商標は、外国の国旗と同一または類似の商標ではないか
□「勲章、褒章又は外国の国旗」と同一または類似であっても、現に存在していないものと同一または類似する商標ではないのか
□商標登録したい商標は、パリ条約の同盟国、世界貿易機関の加盟国、商標法条約の締約国の国の紋章その他の記章(通商産業大臣の指定するもの)と同一または類似の商標ではないか
□例えば、バチカン市国の紋章及び記章などのような商標ではないか
□商標登録したい商標は、国際連合その他の国際機関を表示する標章(通商産業大臣が指定するもの)と同一または類似の商標ではないか
□例えば、国際連合の標章(国際連合、国連、The United Nations、UN)などと同一または類似の商標ではないか
□商標登録したい商標は、白地赤十字の標章、赤十字・ジュネーブ十字の名称と同一また類似の商標ではないか
□商標登録したい商標は、日本国の政府・地方公共団体の監督用又は証明用の印章・記号のうち通商産業大臣が指定するものと同一または類似の標章が含まれる商標であって、印章等が用いられる商品・役務と同一・類似の商品等について使用をする商標ではないか
□商標登録したい商標は、パリ条約の同盟国、世界貿易機関の加盟国、商標法条約の締約国の政府・地方公共団体の監督用又は証明用の印章・記号のうち通商産業大臣が指定するものと同一または類似の標章が含まれる商標であって、印章等が用いられる商品・役務と同一・類似の商品等について使用をする商標ではないか
□例えば、カザフスタン共和国の監督用及び証明用の印章を含む商標などのようなものではないか

□商標登録したい商標は、国、地方公共団体若しくはこれらの機関が表示する著名な標章と同一または類似の商標ではないか
□あるいは、営利を目的としない公益団 体あるいは営利を目的としない公益事業を表示する著名な標章と同一または類似の商標ではないか
□例えば、都道府県、市町村、都営地下鉄、都バス、市電、市バス、水道事業、大学、宗教団体、オリンピック、ボーイスカウト等を表示する著名な標章などと同一または類似する商標ではないか
□それとも、それらの団体自身が出願する商標か

□商標登録したい商標は、公の秩序や善良の風俗を害するおそれがある商標ではないか
□例えば、構成自体がきょう激、卑わいな商標、指定商品又は指定役務について使用することが社会公共の利益や一般的道徳観念に反する商標、他の法律でその使用等が禁止されている商標、特定の国や国民を侮辱する商標その他の国際信義に反する商標、差別的若しくは他人に不快な印象を与えるような商標などではないか

□商標登録したい商標は、他人の肖像、氏名、名称、著名な雅号・芸名・筆名等を含む商標ではないか
□他人の氏名、著名な芸名等を含んでいても、出願時において該当し、かつ登録査定時においても該当するものか
□それとも、その他人の承諾を得ている商標か
□それとも「他人」とは、内外人のいかんを問わず現存しない自然人及び法人か

□商標登録したい商標は、政府等が開設する博覧会、特許庁長官が指定する博覧会、外国で開設される国際的博覧会の賞と同一または類似の標章を有する商標ではないか
□あるいは、その賞を受けた者が商標の一部としてその標章の使用をする商標か
□博覧会とは名がついていなくても、品評会などの標章を含む商標ではないか

□商標登録したい商標は、需要者の間に広く認識されている他人の未登録商標と同一または類似の商標であって、同一・類似の商品・役務について使用をする商標ではないか
□出願時に おいて、かつ登録(査定)時においても、他人の未登録商標が周知であってこれと同一・類似の商標に該当するか
□最終消費者まで広く認識 されていなくても、取引者の間に広く認識されている商標と同一または類似の商標であって、同一・類似の商品・役務について使用をする商標ではないか
□全国的に周知・著名ではなくても、ある一地方で広く認識されている商標と同一または類似の商標であって、同一・類似の商品・役務について使用をする商標ではないか

□商標登録したい商標は、他人の先願の登録商標と同一または類似の商標であって、同一・類似の商品・役務について使用をする商標ではないか

□商標登録したい商標は、他人の登録防護標章と同一の商標であって、同一の商品・役務について使用をする商標ではないか
□商標登録したい商標は、商標権が消滅した日(異議申立における取消決定又は無効審決があったときは、その確定の日)から一年を経過していない他人の商標と同一または類似の商標であって、同一・類似の商品・役務について使用をする商標ではないか
□商標登録したい商標は、種苗法の規定により品種登録を受けた品種の名称と同一または類似の商標であって、その品種の種苗・類似する商品・役務について使用をする商標ではないか
□種苗法による品種登録の有効期間が経過した後であっても、品種の名称は普通名称化してはいないか

□商標登録したい商標は、他人の業務に係る商品又は役務と混同を生ずるおそれがある商標ではないか
□混同を生ずるおそれは、出願時に おいて該当し、かつ登録査定時においても該当するか
□例えば、他人の著名な商標と同一または類似の商標を、当該他人が扱う商品・役務とは非類似の商品・役務について使用した場合に、その商品・役務が著名な商標の所有者若しくはこの者と何らかの関係がある者によって製造・販売され、あるいは役務の提供があったかのような印象を与えるような商標ではないか

□商標登録したい商標は、商品の品質または役務の質の誤認を生ずるおそれがある商標ではないか
□例えば、「ビール」について「○○ウィスキー」、「自動車による輸送」について「△△空輸」などのような商標ではないか

□商標登録したい商標は、日本国のぶどう酒・蒸留酒の産地のうち特許庁長官が指定するものを表示する標章を有する商標であって、当該産地以外の地域を産地とするぶどう酒又は蒸留酒について使用をする商標ではないか
□商標登録したい商標は、世界貿易機関の加盟国のぶどう酒・蒸留酒の産地を表示する標章のうち、その加盟国において他の産地のぶどう酒・蒸留酒について使用をすることが禁止されているものを有する商標にもかかわらず、他の産地のぶどう酒・蒸留酒について使用をする商標ではないか
□例えば、ボルドー」という地理的表示のみの商標、それら地理的表示を含む商標を「日本産のワイン」について使用する商標などではないか
□上記のぶどう酒・蒸留酒についての用件は、出願時において該当し、かつ登録査定時においても該当するものか

□商標登録したい商標は、商品または商品の包装の形状であって、その商品又は商品の包装の機能を確保するために不可欠な立体的形状のみからなる商標ではないか
□例えば、「丸くせざるを得ない自動車のタイヤ」、「球の形状にせざるを得ない野球用のボール」など当該商品と同種の商品を製造・販売するためには必ず採らざるを得ない形状の、立体商標ではないか
□商標登録したい商標は、他人の業務に係る商品又は役務を表示するものとして、日本や外国における需要者の間に広く認識されている商標と同一・類似の商標であって、不正の目的で使用をする商標ではないか
□日本や外国における需要者の間に広く認識されている商標と同一・類似の商標である不正目的の商標は、出願時において該当し、かつ登録査定時においても該当するものか
□不正の目的は、不正の利益を得る目的、他人に損害を加える目的その他の不正の目的などではないか
□例えば、外国で周知な他人の商標と同一・類似の商標が我が国で登録されていないため、高額で買い取らせるために先取り的に出願するような商標ではないか
□あるいは、外国の権利者の国内参入を阻止したり国内代理店契約を強制したりする目的で出願する商標ではないか
□あるいは、日本国内で全国的に著名な商標と同一・類似の商標について、出所の混同のおそれまではなくても出所表示機能を希釈化させたり、その名声を毀損させる目的をもって出願する商標ではないか

5 商標登録出願書類の記載
□商標登録したい商標を使用する商品やサービスは、特殊な商品や、新しい分野の役務などの場合、その内容が説明できるか
□複数の商品・役務の区分で出願する場合に、一つの出願書類で出願するか、それとも別々の書類で出願するか
□その場合に、複数のいずれの区分でも、登録される可能性が高いかどうか
□権利化を急ぎたいか
□自社の実施状況、事業の進捗状況はどうか
□他社が使用したりしようとしたりしていないか

6 商標登録後・更新登録
□登録商標の使用状況を管理しているか
□登録商標の使用態様を管理しているか
□例えば、イメージを損なう使用の方法などをしていないか
□あるいは、需要者が混同をするような使用の方法などをしていないか
□ライセンス契約で他人に使用させる場合に、使用状況、使用態様、使用の方法などを管理しているか
□ライセンス料の算定や金額、支払の方法・時期などについて契約し、管理しているか
□商標の周知性が高まるような効果的な使用や宣伝などをしているか
□更新の手続期限を管理しているか
□更新をするか否か、商標は以後も使用をするか、その可能性があるものか

7 他社の侵害対策
□他社の動向をウォッチングしているか
□他社の出願分野・状況などを知っているか
□相談できる専門家がいるか
□侵害に対しては戦うか、折り合うか、金銭的利益(ライセンス料)を得るか

8 他社からの防衛
□他社の権利の保有・成立動向をウォッチングしているか
□他社の権利の成立を妨害できないか
□他社の権利に不備はないか
□異議申立や無効審判で、他社の権利をつぶせないか
□他者の権利は継続して三年以上使用していない商標ではないか
□他社の権利が有効であっても、その他社の出願より前からこちらが先に使用していたものではないか
□自社や他社の使用、使用の準備などの資料、文献資料などを証拠としてとっているか
□証拠資料は日付が明確なものか

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